晩秋、古い自転車の修理

少し前の事ですが… その自転車に愛着を持って乗られているお客様の自転車を修理させていただきました。

変速ワイヤーの交換です。こちらのお客様には以前、新しい自転車もお買い上げいただいているんですが、この自転車もちょくちょくお使いのようで…

今回の修理だけでなく散々修理をさせていただいてます。

当時、ナショナルサイクルが取り扱うブランドで「ヒカリ・ハーモニー」この折りたたみ自転車は人気がありました。

ただ単に錆びてるだけじゃない。使い込んで、使い込んで、年月と共に錆びて来た…思いのこもった感じの錆び方です。

多分…20年以上になるんじゃないかと思いますが…

ついでにチェーンの調整もしてさしあげようと手を入れてみたんですが…

チェーンそのものがくたびれていて、ゴキゴキと音がします。勝手に交換するわけにもいかないので、なんとなく良いところで完了。

「後ろの子供乗せを外していただきたいんですが…」と、ご来店いただきました。

約6年前にお買い上げいただいた「ブリヂストンサイクル・ビッケ」です。

ビッケは発売当初から、「お子様の送迎が終わった後でも、子供乗せを外せば普通の自転車としてご使用できますよ〜」それも重要なセールスポイントでした。

実際はあまりお子様を乗せる機会は少なかったそうですが、一応…お子様を乗せるのも終了と言う事で、外します。

子供乗せを外した後…そのチャイルドシートを眺めていると、シートクッションが意外にキレイな事に気づきました。

写真の通り汚れはしてますが…破れる事もなく、私的には意外にキレイ〜

ビッケのシートクッション、初めて販売したときは「雨風に大丈夫かなぁ…どれくらいもつんだろぅ…」なんて少し心配したのですが、

6年の月日が過ぎ…意外にキッチンとしています。ベルトも切れてないし、良い素材を使ってるんだと思います。

ブリヂストンのビッケシリーズ、今は全て電動アシスト自転車のラインナップになりましたが、発売当初から「安全性」と「耐久性」で売ってきましたから、

今回、それをまさに実感した次第です。

この先、まだまだ使えます。タイヤも全然心配ないし、錆びてるけど大した事ありません!!

私個人の趣味ですが、自転車って言う乗り物…少しくたびれた雰囲気もにあうんですよねぇ…