マスターが語る、青春

先週の木曜日は バッチリと晴れたので、お墓参りに行って「モーニングでも食べに行こうか…」と、前回おじゃまして個人的に大変気に入った児島の喫茶店へ。

「カフェレストラン・ワーゲン」岡山県倉敷市児島

今年で50周年を迎えるとマスターが言っていたお店です。

新しくはないけれど、なんとも昭和の喫茶店が流行った時代の作りで心地良いです。

店内に置かれているテーブルやイスもかっこいいんです。多少サビも出ていますがデザインがカッコイイ‼︎

車・バイク好きのマスターがデザイナーにおまかせで設計したそうですが、昔のヨーロッパ車のショールームを思わせる感じで、私は好きですねぇ…

一枚のポストカードを渡された…

心地よくモーニングをいただいてると…一枚のポストカードをマスターが持って来てくれました。

お祖父さんは1925年のハーレーダビットソンに乗っていたらしい…

1925年?と言っていたと思うのですが、マスターのお祖父さんだそうです。その当時、アメリカから輸入されたハーレーダビットソンに乗っていたそうで、大阪の船場モータースで購入したらしい…

さて、ここから話が盛り上がっていくのです…

こちらのお店が25周年の時、記念にお客様にプレゼントした小冊子。タイトルは「GOOD OLD DAYS」…しっかりとマスターの青春を書き込んでいます。

16歳から27歳までの12年間、マスターがオートバイと共に過ごしてきたという内容です。当時、日記をつけていて、それを元に思い出しながら書いたそうです。

冊子の中に登場するバイクの品名やスナップ写真などは 本当にバイクが好きな人じゃないと書けないんじゃないかと思わせるものばかりです。

ちなみに、この文章は「別冊モーターサイクリスト」の平成4年6月号〜平成5年5月号まで一年間連載されたもののようです。

只者じゃありません。このマスター…

さらに、三菱500の話に…

本日は倉敷で展示会があったので、ついでにお昼を食べにワーゲンに行きました。

メニューの中に気になっていたものがあり、それを注文。「ホワイトカレー」です。なんだか人生で初めてな感じがするんですけど…

確かにカレーの味はしますが、私的に言わせてもらえば…限りなくシチューに片足突っ込んだ感じのカレーです。不味くはないです。美味しくいただきました。

「これもよかったら、ご覧になってください。」と持って来てくれたのが…

「三菱500オーナーズクラブ」の25周年の冊子。聞けば、このクラブの会長をやってるとのことです。

小さな一台の車「三菱500」の永久保存を目指して結成されたのが「三菱500オーナーズクラブ」だそうです。この冊子のあるページに仲代達矢さんの写真があるのを見つけたんですが…

トイレに行く途中、通路に飾ってある仲代達矢さんの写真。冊子に載っている場所と一緒です。先週来た時に、なんなんだろう…この写真?と思っていましたが、どうやらこのクラブを通じてのお付き合いのようですね。

「マスター、仲代達矢さんの写真があるんですけど…」と問いかけてみると、「ちょっとした友達です。」との返事が返ってきました…

昭和を懐かしむだけじゃない感じがするお店

最初、お店に入った時…古き良き時代を感じさせるお店、それだけじゃない感じがして、立て続けに3回通ったわけですが…今日もお話を聞かせていただいて…

つくづく、只者じゃない…そう実感したわけです。

マスターの話は 単に思い出話だけじゃないんです。それを裏付ける資料がきちんとあるんですから、性格といいましょうか、到底私には真似できません。本当に恐れ入ります…

「もう10年、店ができればいいねぇ…」とおっしゃってましたが…

いずれ無くなるとしても、それまではチョクチョクとおじゃましたいと思います。

興味のある方は 今回の事、マスターに話しかけてみてください。きっと、いい話が聞けると思いますよ。